「日本を代表する作家の本読んでみたいけど、難しそうだしどれから読めばいいか分からないな~」
なんて考えているそこのあなたにおすすめの作品を3つご紹介します!
ズバリ!おすすめはこれだ!
①夏目漱石 [坊っちゃん]
②芥川龍之介 [羅生門・鼻]
③太宰治 [人間失格]
この3作品を選んだ理由①:ページ数が短い
この3作品はページ数が少ないので、近代文学に慣れていない方も数日~1週間で読み終えることができると思います(150~230ページ)
近代文学って慣れていない人が読むとすぐに挫折してしまうんですよね。
私も最初は挫折してしまいました。
なんといっても近代文学は注釈が多いんです。
明治から昭和にかけての読み物なので、当然現代では使われていない言葉や漢字が多くあるのですが、それを補うために巻末に注釈があります。
これが一ページに5個も10個もあったりするんですよね、、、
一文読んでは注釈欄見て、また一文読んでは注釈欄、、、
すごく大変でした (^^;
個人的に、とにかく本を読破することが、本に慣れる、好きになるために非常に大事だと思っています。
その点において、この3作品はページ数が短いため注釈があっても読破しやすく、初心者にもおすすめできると思っています(^^)
この3作品を選んだ理由②:物語をイメージしやすい
すぐ読み終わるからと言って、物語のイメージができなかったらページが進まないですよね、、、
でも大丈夫です。この三作品は非常に読みやすいんです。
読みやすさの理由はそれぞれあります。
学校の先生になった正義感の強い主人公(坊っちゃん)が、その強い正義感から上司・同僚・生徒に対して葛藤する物語[坊っちゃん]
学校の先生という、今でも変わらず存在する職業、舞台が主題のため、物語をイメージしやすいんです。
また、主人公の誰よりも熱血で、正直で、まっすぐな性格はとてもイメージしやすく、その極端な性格が、結果的に他の登場人物の性格や心情をわかりやすくしてくれています。
(主人公が難しい性格してると、主人公の性格ですら理解しにくいんです、、、)
幼いころからうその自分を演じ続け、転落人生を歩んでいく[人間失格]
この物語は、自叙伝[自分で自分のことを書き表す]方式で書かれています。
主観的に描かれた物語は非常に感情移入しやすく、まるで自分がその人の人生を追体験しているかのような気持ちになれると思います。
[羅生門・鼻]は、芥川龍之介の短編集です。
230ページの中に8つの作品が収録されており(新潮文庫版です)、一つ一つの物語も20~50ページ程度で、飽きることなく次の作品に進むことができます。
じつは私はもともと短編集というものが苦手でした。
物語を必死に理解しながら読んでいたら物語が終わってしまい、「え、これ結局なんのはなしだったの?」ってなることが多かったのです。
しかし[羅生門・鼻]に収録されている作品は、起承転結がはっきりしていて、短編小説が苦手な私でも楽しく読むことができました。
まとめ:近代小説は決して敷居の高い小説ではない
本記事のまとめです!
・私のおすすめ近代小説は、[坊っちゃん][羅生門・鼻][人間失格]の3つ
・ページ数が短いから、読破しやすい
・複雑な構成や人物が少ないため、物語のイメージがしやすい
どうしても難しいイメージのある近代文学ですが、読書に慣れ親しんでいない人にもおすすめできる本はたくさんあります。
是非皆さまも、一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか(^^)
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